2009年05月03日

プレゼント

こんにちは。つぐみのみ、です。
今日は、ICEちゃんがご両親と一緒に
百姓屋つぐみを訪ねてきてくれました。

実は、“み”は去年は家庭教師でした。
そのときの生徒の一人がICEちゃん。
「夏前にタイから来たばかりで日本語が心もとないので
日本語を教えてください」と
センターから紹介されたのは秋口ころだったか。
それはそうと、私も日本語を教えるのは初めて。
結局、どっちが先生やら生徒やら
心もとないのは私の方で、
ICEちゃんにはずいぶんいろいろ教えてもらいました。
この春に中学を卒業し高校生になりましたが、
日本語が不十分な中での高校受験には
涙ぐましいほどの本人の努力があったんでしょうなぁ。

昼過ぎに突然の電話が鳴り
「今、近くにいるのですが」と言われたときには本当に嬉しくて、
浮き足立って迎えに行きました。
久しぶりの再会ですもの、
「高校はどう?」とか
「お友達はできた?」とか
「部活は入ったの?」とかとか、
聞きたいことが一杯です。

が、思いがけずお土産にと頂いたのは
まるまると太った袋いっぱいの立派なそら豆!
なんでも、ICEちゃんのお父さんが作ったものなんですって。
聞けば、仕事をする傍ら
3反もの田んぼでお米も作っているとか。
3反って、つまり30a、1aは100㎡だから
3000㎡って計算になるけど間違いなぁい?!
なんぞと失礼極まりない確認までして
2度驚きました。
3反って、ちょっと、スゴイですよ。
家庭菜園どころではありません。

思いがけないプロフェッショナルの出現に
それこそ聞きたいことが一杯です。
「どんな品種を作っているのか」とか
「どんな農法なのか」とか
“農業”について語り始めたふたりの話は
とどまるところを知りません。

ICEちゃんの日本語は数ヶ月の間にメキメキ上達しているし、
お父さんは田畑の達人だし、
お母さんは太陽のような人だし、
日の沈む頃、このSUPER一家を見送りながらも
まだまだ私の心の内には太陽が輝き続けているような
素敵な一日になりました。

ときどき、神さまは、こういう粋なプレゼントをくれるもんだ。
明日も頑張って幸せに生きにゃならん。

早速、夕食に頂いたそら豆を茹でてみると
その美味しいこと、美味しいこと!!
皮ごと食べられるそら豆って、私、初めて食べました。

ご馳走様でした。
  


Posted by たびんちゅ at 23:26Comments(2)