2009年04月18日

リサイクル

ビニールハウスや水タンク等、
あるととっても便利なのだけど
買おうとすると結構高い。
けど農家の庭に転がっていたり
ビニールが破れたまま放置されたりもしている。
いつも車を運転しながらそんなものに目を光らせているので
自分の頭の中にかなり捨てられていそうなものマップが出来上がっている。
先日も運転しながら物置小屋にちょうど良いサイズのハウスを見つけてしまったので
近所の人から持ち主を聞きだし早速連絡。
安く譲ってもらえないかとお願いしたらタダで持っていっていいって。ラッキ~!

4m×10m位の手頃なサイズで二人で半日で解体。
これに遮光シートを張って物置になる予定。
これで野ざらしだった機械類もようやく雨宿りが出来ます。

解体中突然パイプからカエルがにょきっ。
今年の初ガエルです(撮影したのが)。

ちなみに水タンクを探していたところ
牧場で蟻酸(牧草の発酵に使うらしい)の入っている200ℓくらい入る
プラスチックのドラム缶がたくさん出るという情報を入手。
これを使えば水タンクに代用出来そうです。  


Posted by たびんちゅ at 21:28Comments(0)自分の畑

2009年04月18日

田んぼのことが始まります。

こんにちは。つぐみのみ、です。
今日は塩水選と温湯消毒をしました。

おッ。いっちょ前に専門用語なんか並べちゃって
いっちょ前の農家になった気がしますねぇ。

実はコレ、稲の種(籾/モミといいます)を播く前の定例行事なのです。
塩水に籾を入れて浮いてしまうものを取り除くのが塩水選、
そのあと湯水につけて消毒をすることを温湯消毒というんですね。

塩水の濃度や消毒時の温度や時間もきちっと決まっていて
なかなかに面倒な作業なのですが
これをやると「今年も始まったなぁ」と
ある種、年始にも似た改まった気持ちになります。

田んぼのことが始まると年が改まったのを実感し
餅つきで一年を締めくくる。
昔の人々にとって、米は単に主食という以上に
生活に入り込んだ何ものかであったのだろうなどと
しおらしくも思ってみたり。

ご関心がある方のために
以下、塩水選と温湯消毒の具体的なやり方を簡単にご紹介しておきますね。
玄関先に置いたバケツの中でも稲を育てることができるそうですよ。
食べるにはあまりに少しだけれど、観賞用には楽しいかもしれません。
バケツ一個なら籾50gくらいで適当だと思います。

塩水選:
①たらいに水を深めに張り、食塩を入れていく。
②ときどき生卵を入れて食塩濃度を確かめる。
  濃度が濃くなるにつれて卵が浮いてくる。
  種籾がもち米なら卵が水底で立ち上がるくらい、
  普通の米なら卵が水面で横になり10円玉程度水面から顔を出すくらいが目安。
  濃すぎたら水を足して薄めてください。
*卵は新鮮なものを使ってください。
*結構な量の塩が必要です。「まだかな、大丈夫かな」と心配になるけれど
  大丈夫です。いつかは水面で卵が横になるときがきます。ガンバレ~。
③籾を入れてかき回し、浮いてきた籾を掬いとる。
*今回は用意した籾の1/3以上が浮いてしまいました。
  使えるのは約半分と思って最初の籾を用意すると良いかもしれません。
④沈んだ籾を取り出して水洗いする。

温湯消毒:
①温度計で測って60℃の湯水を用意する。
*温度が高すぎると籾がゆで上がり、低ければ病原菌が死にません。
②塩水選で沈んだ籾を洗濯用ネットなどに入れて①の湯水に沈める。
*籾を湯水につけると水温が下がってしまうので、別にお湯を沸かしておいて
  適宜熱湯を足すなり、コンロの上でやって火を調整するなりの工夫が必要です。
  ちなみにウチではまず45℃くらいの温水につけて種籾を温めてから60℃に入れました。
  60℃キープ、が「なんだか面倒臭い」の最大の原因で、我慢のしどころです。
③60℃のお湯に5~10分浸ける。
*ま、間をとって7分くらいでよいのではないかしらん。
④籾を引き上げたらすぐに冷水に浸して冷ます。中の方の籾もよ~く冷ます。

これで、終わりです。

そのあと籾は1週間ほど水につけてから播くことになります。
目覚めよ、種籾!  


Posted by たびんちゅ at 04:40Comments(2)