2009年04月25日
種まき三昧

こんにちは。つぐみのみ、です。
4月。農家には苦しい時期です。
ちょうど冬の野菜と春の野菜の境目で、
野菜がとれなくなる時期なんですね。
出荷ナシ。つまり、収入ナシ。
じゃあ、毎日何してるの?
良い質問です。
正解は種まき、です。
本当に来る日も来る日も種を播いています。
春の分と、初夏の分と、夏の分。ともすると秋の分まで。
果菜類は葉物と違って苗で育てる期間が長いので
冬や春先にはもう種まきがスタートします。
一方で、つぐは今日も圃場の準備に出かけていきます。
肥料をまいたりトラクターをかけたりということも
同時進行でやらなくちゃならんのです。
で、今日もせっせと播いていると
向こうからハチノヘさんがやってきました。
ハチノヘさん。
会社を引退して去年からこちらにいらした
八戸出身のおじさんで、
自家用分だけの小さな畑を耕す悠々自適の人です。
ハチノヘさんが
「何を播いているんだい?」と聞くので、
「夏野菜だよ」と答えると、
「種からやるのか。偉いなあ」と誉めてくれます。
嬉しいなぁ。
「ハチノヘさんは播かんの?」と聞くと、
「うちらはちぃとだもの。苗さ買ってくるだ」と言うので、
「苗づくりも面白いよ」と返すと
「わしらアオムシじゃあるまいし
連れ合いとふたりで草ばっかり食うとられん。
種で1粒2粒下さいというわけにもいかんが、
トマトでもキュウリでも1株2株で多すぎるくらいだもの」と言う。
なるほど「アオムシじゃあるまいし」とは上手い言い草だな。
百姓が「シマウマじゃあるまいし」ではダメなんである。
「アオムシじゃあるまいし」とは
「そんなに小さな体でうちらの野菜をパクパクパクパクよう食べよる」という
小さな非難と感嘆がこもった皮肉なんである。
ハチノヘさんに座布団一枚。
4月。農家には苦しい時期です。
ちょうど冬の野菜と春の野菜の境目で、
野菜がとれなくなる時期なんですね。
出荷ナシ。つまり、収入ナシ。
じゃあ、毎日何してるの?
良い質問です。
正解は種まき、です。
本当に来る日も来る日も種を播いています。
春の分と、初夏の分と、夏の分。ともすると秋の分まで。
果菜類は葉物と違って苗で育てる期間が長いので
冬や春先にはもう種まきがスタートします。
一方で、つぐは今日も圃場の準備に出かけていきます。
肥料をまいたりトラクターをかけたりということも
同時進行でやらなくちゃならんのです。
で、今日もせっせと播いていると
向こうからハチノヘさんがやってきました。
ハチノヘさん。
会社を引退して去年からこちらにいらした
八戸出身のおじさんで、
自家用分だけの小さな畑を耕す悠々自適の人です。
ハチノヘさんが
「何を播いているんだい?」と聞くので、
「夏野菜だよ」と答えると、
「種からやるのか。偉いなあ」と誉めてくれます。
嬉しいなぁ。
「ハチノヘさんは播かんの?」と聞くと、
「うちらはちぃとだもの。苗さ買ってくるだ」と言うので、
「苗づくりも面白いよ」と返すと
「わしらアオムシじゃあるまいし
連れ合いとふたりで草ばっかり食うとられん。
種で1粒2粒下さいというわけにもいかんが、
トマトでもキュウリでも1株2株で多すぎるくらいだもの」と言う。
なるほど「アオムシじゃあるまいし」とは上手い言い草だな。
百姓が「シマウマじゃあるまいし」ではダメなんである。
「アオムシじゃあるまいし」とは
「そんなに小さな体でうちらの野菜をパクパクパクパクよう食べよる」という
小さな非難と感嘆がこもった皮肉なんである。
ハチノヘさんに座布団一枚。
Posted by たびんちゅ at
05:06
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